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主要寸法 3,070×2,140×1,355mm 重量 約8.5t
重量 約3.6トン 全高 4,850mm
主構造材質 SUS316L 直径 φ2,400mm
チェーン フラッシュバット溶接スタッド付 最大径 φ3,200mm
大アーム 3本
定格荷重 5.75t(6.3t型テトラポッド1個相当) 小アーム 3本
定格荷重 5,75t(6.3t型テトラポッド1個相当)

 

?A油圧ユニット
常用圧力 13.7MPa
油槽 約400リットル 常用圧力 10.8MPa
電動機 AC7.5km 油槽 約1,000リットル
電動機AC45km×2台
?B操作盤 1式

 

(2)動揺計測装置
日本列島周辺の海域は、気象・海象等に影響される厳しい海であるとともに、貴重なウォーターフロントであり、これらの海域で工事を安全、確実に遂行するためには、その海域の自然現象を直接把握することが非常に重要なことで、作業船の動揺、位置等が作業船自体で定量的に把握できるシステムが出来れば、時期を失することなく作業中止、避難態勢等がこれまで以上に迅速に判断され、一層の工事の安全確保と円滑な工事実施が図られるものと考えている。
このため現場で稼働している作業船の動揺記録を作業状況等に合わせ時系列に収集し、その海域での作業船の動揺状況を分析して定量化された動揺量をパソコン画面に表示できる動揺計測装置が開発されており、今後の利用が期待される。

 

?@概要
この装置は、船体の動揺(ローリング、ピッチング・ヨーイング、ヒービング、サージング、スウェイング)を人の感覚によらず計測数量化し、統計処理し、またGPS航法装置からの位置データを受信し、各々のデータを表示・記録する。
システムの構成としては、パソコンと慣性計測装置(TMOS-2000)及びGPS航法装置(GR-2000)により構成され、船体に慣性測定装置、GPS航法装置を搭載し、動揺及び位置を計測しパソコンにより、表示・記録する。
システムの特徴は以下の様になっている。

 

イ 極値データをもらさないためにデータは連続してサンプリングする。
ロ データの保存については、生データは量が膨大になるので、統計値データおよび代表値の位置データだけとする。
ハ メニュー画面やポップアップ・ウィンドウで、画面の切り替えや、設定の操作が簡易におこなえる。
ニ 海域・海象の設定で海域・海象や気象通報等の状況をメモできるようにしている。

 

 

 

 

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